ペーパーバックを読みたい、と思ったものの意外に分厚くて読み切れず・・・あえなく挫折。そして絵本の英語だけではちょっと物足りない感じ・・・。
分厚すぎる洋書を意気込んで手に取ったはいいが、途中で挫折してしまった人は少なくないようです。原著で読もうとしても、日本人にはなじみのない習慣や表現もあるので、最後まで読むのが難しいんですね・・・。最初は日本人向けに書かれたタイプの本がとっつきやすいです。
日本人の英語初心者にとって、単語数やサイズや本の厚みが適度で、最後までなんとか読めるようなテキストはないものか、と思ってしばらく探していました。
思っていたのに近いタイプの本がありました。実際に読んでみて、いいなと思ったシリーズをご紹介しておきます。
★おすすめできるシリーズの特徴★
- ストーリーを知っている親しみやすい作品が多い
- 日本人にとってわかりやすい英語表現
- 巻末に単語リストがあって辞書なしで読める
- ハンディサイズで外出時にも持っていける
- 分厚すぎず適度な内容量
IBCパブリッシング・ラダーシリーズ
IBCパブリッシングのラダーシリーズは、世界の名作や伝記を多くそろえています。内容は日本人の英語学習者が読みやすいように、わかりやすい英語で書かれています。
ラダーシリーズの特徴は以下の通りです。
使用する語数によってレベルが5段階に分かれている
平易な英語で読みやすいので速読、多読に向いている
巻末にワードリストがついているので、単語の意味がすぐに分かる
辞書を引かなくても巻末のワードリストで意味を確認しつつ、どこでも気軽に英語で読書を楽しむことができるシリーズです。
実際に手に取ってみるとスリムサイズで持ちやすいです。使用する単語の数によって、5段階のレベル別に分かれているので、自分のレベルに合わせて、読みたい作品を選びやすいです。
ラダーシリーズは、英語で読書をすることのハードルを下げてくれる感じがします。
既に読んでみた本に「オー・ヘンリー傑作短編集」があります。
講談社英語文庫
講談社から発行されている文庫サイズのシリーズです。こちらも持ちはこびがしやすいです。
全体的に平易な英語で書かれています。また巻末に注釈があるので、分かりにくい単語や表現をその場で調べることができます。
講談社英語文庫が扱うのは、世界や日本の古典的名作ばかりではありません。現代の作家からも、向田邦子や村上春樹などの人気作品が英訳されています。
ちょっと面白いのは、歌集「サラダ記念日」の英訳や、日本昔話の英訳があることですね。扱っている作品の種類は、かなり広いです。
ほかには「対訳サザエさん」なんていうのもあります。日本の長寿マンガである「サザエさん」の絵はそのままに、吹き出しのなかの台詞が英訳されています。
もとの日本語の台詞もマンガと同じページのコマ横に記されているので、漫画を楽しみながら日常会話の英語の表現を読むことができます。
ちょっとした会話の言い回しが、読んでいて感心します。短い4コママンガなら、気取らずに楽しく読めますね。
私が講談社英語文庫のなかで既に読んだのは「気まぐれロボット」です。英語で読む星新一も新鮮でした。
まとめ:楽しく読書しながら英語力アップ!
今後も英語で読書をするためにおすすめできるシリーズがあれば、追加していきます。
手軽に読めて、続けやすい。そんなシリーズが見つかると、いろんな作品を楽しめると思います。私も頑張ってみます。
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