「万引き家族」を鑑賞するとき、注目するといい4つのポイント

カメラのミニチュアドラマ
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先日、劇場で観て来ました。日曜だったこともあり、ほぼ満席でした。これから観に行く、という方も多いでしょう。現在、劇場公開中の作品なので、ネタバレは控えておきます。

ここに注目するといいかもしれない、というポイントをあげておきます。本編中でいくつか、対になっているシーンがあって、話のポイントになっています。

劇場公開が終わるくらいのタイミングで、改めてレビューを書いてみたいな、と思います。全体的にとても見応えのある作品だった、と思います。

 

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足のケガ

作中でリリー・フランキー演じる父親役・治が工事現場で足をケガするシーンがあります。一応、家族のために働いている様子であり、その結果として足を怪我してしまう。

後半、祥太も足を骨折するケガを負います。それは疑似的な家族が崩壊していく始まりの怪我ともいえます。

話の中心である父と息子にあたる2人の登場人物が負う、足の怪我。怪我の原因は全く違うのですが、対称になっていて、疑似的な家族を維持してきたものと、壊すものを描いています。

傷跡

*少女はいくつかの名前で呼ばれますが、ここでは「ゆり」に統一しておきたい、と思います。

安藤サクラ演じる信代には腕にアイロンで負ったやけどがあります。その傷あとを、ゆりが触れてあげるシーンがあります。

他人が持っている傷に触れるって、すごくデリケートで気を使うことです。でも、相手を思いやっていることは伝わるしぐさです。このシーンによって、ゆりは信代と家族としてのつながりを確認するのです。

終盤でもう一度、ゆりが他者の傷に触れるシーンがあります。そのシーンも対になっていて、家族とはなんなのか、考えてしまいます。

髪を切ること

なりゆきで家族の一員になることになったゆりが、髪を切ってもらうシーンがあります。それは、家族として受け入れてもらうための儀式となっています。

一方で、祥太も髪の毛を切るシーンがあります。それは、疑似的な家族から離れていくシーンともいえます。

外を見る視線

ラストで祥太がバスの外を見るシーンがあります。最初はためらっていたけど、バスの外を見る視線。

そして、ゆりも最後に一人で遊びながら、ベランダ(だったはず)から外を見るシーンがあります。

「疑似的な家族」というシステムのなかに入って、そしてそこから出ることになった2人の視線は、ひどく印象的です。

自分がやってきたこと、自分がいる場所について納得がいかない感じの視線ではないかな、と思います。

さいごに

全体的に画面のトーンが暗かったなぁ。テーマに合わせているのでしょう。「海街diary」はもっと明るかったと思うので。

映画をめぐって賛否はいろいろとあるようですが、実際に鑑賞すると、いろいろと考える点が多かったです。今後、鑑賞した方の意見やレビューをいろいろと読んで、自分の考えを深めてみたいです。

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