さて、先月末からクリスマス向けの作品を紹介してきました。クリスマスは大きなイベントなので、クリスマスの楽しい雰囲気にぴったりの作品は昔から多くありますね。
見ていて温かい気持ちになる作品、家族や友達と過ごせることが嬉しくなる作品など。あらためて、1年を振り返り、周りに感謝したくなるような気持ちになってしまいます。
今回は、実際に見ておすすめできる作品をまとめておきます。興味のある映画があれば、ぜひ手に取ってご覧になってください。
(今後もいい作品があれば、タイミングをみて追加します。)
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」
ティム・バートンの代表作の一つです。
ハロウィン世界の住人なのに、ジャックは初めて知ったクリスマスに魅了され、憧れる。自らクリスマスのサンタになろうとするけど、かえって混乱を招いてしまう・・・。
ハロウィンとクリスマスというまったく異なる世界を描き分け、異質な2つの世界が混じることで起こるハプニングを描きます。ハラハラしつつも、楽しい気分を味わえます。
ちょっとグロテスクなハロウィンの世界の作りこみが楽しい。
2つの顔を持つ町長や、悪だくみをしてばかりの3人組など、ちょっと怖くて面白いサブキャラも魅力です。いたずら好きのハロウィンの世界を見事に作り出しています。

「東京ゴッドファーザーズ」
年末の東京を舞台にしたアニメーション映画です。
クセモノ揃いのホームレス3人が、捨て子を拾ったために、寒空のしたを親探しに奔走する展開になります。
3人それぞれに事情を抱えており、どのキャラも不器用ですが、人情味のあるキャラになっています。
スピーディーなアクションシーンや、テンポのいい展開で最後まで飽きさせません。家族ってなんなのか、といったやや重いテーマを持ちつつも、楽しくみられる作品です。

「34丁目の奇跡」
クリスマスでは欠かせない存在であるサンタクロース。子どもたちが憧れ、慕うサンタクロース。
なぜ人間たちはサンタクロースという存在を信じるのか?
その問いを、主人公クリス・クリングルと、サンタクロースを信じない親子との交流を通じて描いています。
クリス・クリングルを演じるリチャード・アッテンボローの優しい表情がサンタ役にぴったりです。

「素晴らしき哉、人生!」
クリスマスの定番映画のひとつです。大きなトラブルを抱えてしまった主人公のもとに、天使が現れます。
主人公・ジョージがどんな人生を送ってきたのか、仮に存在していなかったらどんな風に世界は変わっていたのか・・・。
映画の4分の3くらいをかけて、丹念に描かれるジョージのそれまでの人生。その積み重ねとして、ラストの30分の感動的なフィナーレがあるのです。
観終わったあとに清々しい気持ちになれる、元気がでる作品です。

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