既に内容を知っている名作でも、初心者向けに分かりやすく書かれた英語のテキストで読んでいくと、また違った面白さを味わうことができます。
今回は英語の音読やシャドーイングに使ってみたテキストと、その方法や勉強の習慣のコツについて書いてみます。
IBC対訳ライブラリーを使ってみよう
IBC対訳ライブラリーは、よく知られた名作を、高校生向きのレベルの英語にリライトしてあるため、大変にわかりやすい読み物になっています。MP3形式の音声付です。
今回選んでみたのはアガサクリスティの代表作『オリエント急行殺人事件』です。 密室状態の列車の中で発見された男性の遺体。乗客にはそれぞれにアリバイがあるけれど、果たして誰が犯人なのか。
意外な結末でよく知られた名作で、度々、映像化もされています。
映像を見た感想は以下のリンクからどうぞ★
シャドーイングで英語に慣れた耳と口をつくる!
今回は、単に音声を聞くだけでなく、自分で声に出して音読していく、いわゆる シャドーイングを行いながら読んでみます。
シャドーイングは 、よく知られた英語の学習方法のひとつです。
英語の音声の後について、すぐあとを追うように、自分でも音声を真似てしゃべっていくのです。テキストを見ずに行うので、けっこう大変です。できるだけ発音や抑揚まで真似していくと、良いですね。
英語のスピードに従って発話していくため、リズミカルに話していく必要があります。 自分の身体に英語のリズムや流れを覚えさせるには、とても良い方法だと思います。
シャドーイングがまだ無理・・・という方は、テキストを見ながら、音声と同じタイミングでしゃべっていく「オーバーラッピング」がおすすめ。
音声のスピードもゆっくりにして大丈夫。次第に慣れていきましょう。
習慣化のコツは1日当たりのハードルの低さ!
対訳ライブラリーの場合、一章あたりが3分から5分ぐらいの英文で成り立っています。
1日に一章、10~20分ぐらいでいいので、シャドーイングを習慣として取り入れてみると、英文を聞いたり読んだりすることが苦でなくなりますよ。
学習は毎日の習慣にしてしまうのが、やはり一番続けやすいのです。 1日5分から10分と言えど、1年続ければ、かなりの時間になります。
また習慣にすることで、自分の中から苦手意識が消えていきます。このメリットは大きいです!
1日あたりの分量を、ちょっと少ないぐらいにしておくことが、習慣化のコツです。
たとえば私も、既に1年半、英語の日記を続けています。1日あたりたったの3行だから、毎日続けることができています。
日々の出来事を英語で書き続けることで、どうしても英語の文法の知識を復習するようになります。繰り返すうちに、英語の文法が前より親しみやすいものになりました。
無理なく続けられるという点が、絶対に習慣化には必要です。
好きな名作ならシャドーイングも楽しい!
『英語で読むオリエント急行殺人事件』は、約30章あるので毎日やっていけば 、1ヶ月で読み終わることになります。
数日やってみたのですが、1日あたり一章が、ちょうど良い分量だと思います。好きな作品なら、シャドーイングも苦にならず、単語も覚えやすい!
一ヶ月続けての感想もまた、アップしますね!
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