こんにちは。rindouです。そろそろ梅雨ですねー。今回は英語で読むおすすめ絵本の紹介です。
日本にもファンの多いピーターラビットは、イギリス生まれのかわいいウサギの絵本です。いたずら好きの子ウサギ・ピーターをはじめ、多くの可愛らしい動物が生き生きと描かれた絵と文の世界を、絵本で読んだ方も多いでしょう。
ピーターラビットの世界を、英語で読めるようになった絵本があるので、ご紹介しておきます。
- かわいいウサギたちの絵本の世界を英語で楽しみたい
- 親子で楽しめる英語の絵本が欲しい
といった方にお勧めです!
「英語で楽しむピーターラビットの世界」
著者:ビアトリクス・ポター
翻訳者:木谷朋子
監修:河野芳英
出版社:ジャパンタイムズ
出版年:2012年
*イギリス英語による音声CD1枚付き
「英語で楽しむピーターラビットの世界」代表作5編を収録!
「英語で楽しむピーターラビットの世界」に収録されているのは全部で5編。ちょうどいいくらいのボリュームです。
- 「ピーターラビットのおはなし」
- 「ベンジャミンバニーのおはなし」
- 「りすのナトキンのおはなし」
- 「まちねずみジョニーのおはなし」
- 「パイがふたつあったおはなし」
ピーターラビット大好きという方も、実はまだ読んだことがないなという方も、優しい英語で楽しく読みつつ美しい絵本の世界に浸ることができますよ。
読みやすい英語とわかりやすい解説で楽しく読める
全体的に、英語のレベルはやさしく、短めの文章が多いです。読むスピードも、ネイティブよりはやや遅めの設定となっています。
「ピーターラビットのおはなし」を例にとると、英文は以下のような感じです。
But Peter, who was very naughty,ran straight away to Mr.McGregor’s garden,and squeezed under the gate!
「ピーターラビットのおはなし」 P12
著者:ビアトリクス・ポター/翻訳者:木谷朋子/監修:河野芳英
出版社:ジャパンタイムズ/出版年:2012年
ただ、普段は使わない単語やイギリス英語特有の表現が使われていることがあります。ページ下に難しい単語や表現については説明があるので、安心して読み進めることができます。
また1話終わるたびに日本語訳が付いているので、内容の分かりづらい点もすぐに確認できますよ。
1話あたりは10分程度なので、1話だけ繰り返し聞くのにもちょうどいい分量です。
本書が親切なのは、お話の舞台となった湖水地方の地図や、原作者であるビアトリクス・ポターの生涯についての説明が収録されている点です。

作者の人生を知って読むと、また味わい深いですよ。
まだピーターラビットの世界を知らない人であっても、作品に親しめるように補足情報を載せてくれています。
私もピーターラビットの絵本は数点しか読んだことがないのですが、今回の英語の本も楽しく読むことができました。
「ピーターラビット」に英語で出会う!
「ピーターラビット」の魅力はたくさんあるのですが、動物の視点で庭や木のそばの世界を生き生き描くという視点が楽しいですよね。人間の世界の視点とはまた違うので、小動物たちの世界に紛れ込む楽しさがあります。
ウサギの親子の暮らしぶりをちょっとのぞく感じがして、わくわくする世界です。
ビアトリクス・ポターの繊細で淡い色合いの絵も愛らしく、特にいたずらっ子のピーターの表情やしぐさがかわいらしいのです。
私は小さいころから絵本や児童文学を読む機会があったのですが、大人になってから、しかも英語で読むようになると、また違った味わいがあります。
特に英語のリズミカルな響きとか、ちょっとしたアイテム(たとえばピーターの上着など)の細やかな描写を知ると、もう少し原作の魅力に近づける感じがします。
もう一度大好きだった世界に英語で親しみたいな、というときにぴったりの1冊です。親子でゆっくり読むにもおすすめです★
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