映画を見て楽しみ、さらに英語の勉強に使う、という方法は昔からよく使われる方法ですよね。
大事なのは英語の勉強に使いやすい映画を見つけることと、あとはやはり最初はガイドになる本などあるほうがいいですよね。
使ったテキストは?
「1500語で話せる英会話 あの名作映画『ローマの休日』に学ぶ」
著者:村川義郎、 三田弘美
創英社、三省堂書店 2012年
今回手にしたのは、「1500語で話せる英会話 あの名作映画『ローマの休日』に学ぶ」というテキストです。
見た人が多いだろう「ローマの休日」の中の会話を再現しながら、実際に英会話に役立つ会話のポイントを解説してくれます。
一度映画を見た人なら、だれでも「あ、あのシーンでこんな会話していたな・・・」とイメージを持ちながら再現できるでしょう。
「ローマの休日」については、すでにレビューをアップしたことがあります。

映画のなかのセリフを音読してこそ身につく
このテキストでは、音読をとても重視しています。
二部構成になっていて、前半では英語のセリフと日本語訳が並んだ映画台本。本編すべてが収録され、イディオムなど学習者が引っかかるポイントへの簡単な注釈も加えられています。
後編は学習者向けのレッスン、充実の内容です。レッスンは全部で48あります。映画の中の会話、そのポイント、さらに他の映画の似た会話など、おなじような表現をまとめて知ることができます。
あとはどんどん音読して、会話を覚えていく、というテキストになっています。自分で実際に音読することで、言い回しを覚えることにつながります。
セリフを確かめながらDVDを見てもいいとおもう
ただ、テキストを全部、音読してからまた「ローマの休日」を見る、となるとちょっと大変かもしれないですよね。
そんなときは、映画を見ながら、ときどき区切って会話を音読していくほうが楽しいかもしれないですね。
最初から「48のレッスン、すべて終わってからでないと・・・」みたいに思い込んでしまうと、ちょっとつらいかもしれないです。
楽しみつつ行うには、映画を見てシーンやセリフを確認しながらでもいいかな、と思います。
テキストの途中でも、面白いシーンや表現にぶつかったらそこで映画本編に移り、映像と音声つきで英文を確認することで、楽しみながら学習を継続できるかな、と思います。
*ちなみに、このシリーズには「『シャレード』に学ぶ」もあるみたいです。そちらもちょっと気になります。
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