「オー・ヘンリー傑作短編集」英語で楽しく読める短編集の定番

英字新聞と蔦おすすめ洋書
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英語で読書がしたい、という気持ちがあっても、実践するのはなかなか難しいですよね。初心者がいきなりペーパーバックを読むのは難しいので、もうちょっと読みやすいタイプを探していました。

英語学習者向けに役立つ書籍として、IBCパブリッシングのラダーシリーズがあります。

「ラダー(ladder)」は、「はしご」という意味の英単語。読解力を一段一段上げていくための強い味方です。

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洋書初心者にはラダーシリーズがおすすめ

観葉植物

ラダーシリーズの特徴とメリット

ラダーシリーズの特徴として、以下の点があります。

  • 速読、多読がしやすいように作られている
  • 使用する単語数が限定されている
  • 使用する語数によってレベルが分かれているので、自分のレベルに合わせて選びやすい
  • 巻末にワードリストがついているので、辞書を引かなくても単語の意味を調べることができる

書籍を読んでいるときに辞書を引くこと自体はもちろん、好ましいことです。が、英語でスピードにのって読んでいくときに、いちいち辞書を引くのは大変ですし、時間もかかります。

ラダーシリーズなら、巻末のワードリストでほぼすべての単語が掲載されているので、知りたいときにさっと意味を確認することができます。

スピーディーに英語の長文を読むことに慣れる、とりあえず最後まで読み通す習慣を作るのに、すごく役立つシリーズです。

ラダーシリーズのレベルについて

ラダーシリーズは単語数によって、レベルが5段階に分かれています。自分のレベルに合わせて適切な書籍を選び、楽しく読書ができるようになっています。

これから英語で読書をしてみたい、という人にはとても親切なシリーズです。

ラダーシリーズ 【レベル目安】

レベル   使用語数   TOEIC

レベル1  1,000語   300~400点

レベル2  1,300語   400~500点

レベル3  1,600語   500~600点

レベル4  2,000語   600~700点

レベル5  制限なし   700点~

公式サイトでオーディオ・サポートが利用できる

また、ラダーシリーズにはオーディオ・サポートがあり、朗読ファイルを購入できます。ありがたいことに、IBCパブリッシングのサイトでは、音声を一部無料で公開してくれています。

 

「オー・ヘンリー傑作短編集」(英語多読教材ラダーシリーズレベル2): IBCパブリッシング
やさしい英語で書かれた、多読に最適なラダーシリーズレベル2「オー・ヘンリー傑作短編集 (O. Henry’s American Scenes)/オー・ヘンリー」出版社IBCパブリッシングの書籍紹介。9784896840469

 

このあとご紹介する「オー・ヘンリー傑作短編集」なら収録されている7篇の小説のうち、3篇を聞くことができます(2019年1月現在)。購入前にどんな音声で、どのくらいのスピードか、確認できます。

おなじ作品を音声でもう一度楽しむことができて、リスニング力アップを図れるのも、オーディオブックのいい点ですね。

「オー・ヘンリー傑作短編集」を読んでみた

コスモスの花

「オー・ヘンリー傑作短編集」はレベル2で楽に読める

今回、私が手に取ったのは「オー・ヘンリー傑作短編集」です。ラダーシリーズのレベルでは、レベル2に該当します。実際に読んでみたところ、さらさらと無理なく読むことができました。

本書には、全部で7篇の短編小説が収められています。「最後の一葉」のように有名な作品もありますが、「緑のドア」など、初めて読む作品もありました。

どの話も、どこにでもいそうな庶民の暮らしぶりやささやかな願い、ちょっとしたハプニングなどを描き、最後にはじんわりと余韻を感じさせる話になっています。

オー・ヘンリーが暮らしたニューヨークには、これら短編小説の主人公のモデルになりうる人々に事欠かない町だったでしょう。

貧しさや病気、うまくいかない人生や後悔、そのなかでも夢見るちょっとした願いや贅沢。街角でいつでもくりかえされるような物語がつづられています。

オーヘンリーの短編小説の中に出てくる人々は、読者自身であったり、身近な人であるかのように感じられるのです。

作中の人物にリアリティを持たせて、読者に「こんなひと、実際にいるかも・・・」という気持ちにさせるのは楽じゃない。

ひとつひとつの話のなかに人生の悲しさや喜びを切りとっているから、読んでいてじんわりと感じるものがあるのでしょう。

「二十年後」にみるオー・ヘンリーの魅力

私が「オー・ヘンリー傑作短編集」からもっとも好きな作品を上げるなら、「二十年後」です。

仲が良かった2人の青年が、二十年後に同じ場所で再会しよう、と約束する。ボブは西部へ向かい、ジミーはニューヨークにとどまり、お互いの人生を過ごす。そして二十年後に、意外な形で再会する。

物語は、ニューヨークに戻ってきたボブを中心に描かれます。二十年という長い歳月の間になにがあったのか、あんまり詳しくはわからない。でも西部で成功したボブの身なりや話しぶりで、なんとなく断片がうかがえるのです。

そして、もう一方のジミーがどんな人物か、ボブの会話のなかで語られます。二十年も前の約束なのに、きっと果たしてくれる、そう信じてわざわざ遠方からやってきた人物が言うのですから、ジミーという友人が約束の場所に来てくれることを、読者も願います。

そして、ついに再会・・・・と思ってからの意外な結末。

ラストの意外さが鮮やかであればあるほどに、なんだか人生の皮肉や悲哀がこたえるのです。それこそ、オー・ヘンリーの短編小説の魅力であり、ながく愛されている理由のひとつでしょう。

まとめ:よく知っている話を英語で読む楽しみ

窓辺の観葉植物

昔は単なる英語の教材として読んでいたオー・ヘンリーの作品ですが、いま改めて読んでみて、その展開の面白さや、市井のひとびとへのまなざしなど、印象深い作品が多いと実感できます。

ラダーシリーズで読んだ書籍は、今後も取り上げてみたいです。

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